人差し指の絆創膏のおかげで玉の輿
「人差し指の絆創膏のおかげで玉の輿」
夢の中に、右手の人差し指に絆創膏をした黒髪の若い女が出できた。
思いつめたような目が、印象的な美しい女だった。
彼女は右手の人差し指の絆創膏を気に入られて、ある大富豪の息子に嫁ぐことになっていた。玉の輿だ。
彼女の家は極貧で、彼女の下に弟や妹が何人かいた。
「この右手の人差し指の絆創膏がなかったら、今頃このまま極貧生活さ」
女は、右手の人差し指の絆創膏を見せびらかせながら、弟や妹たちに向かって話していた。
なんだかわけわからんかった。まあ夢だし。
☆
心が傷だらけで血を流している
ような気分。
心が流す血は赤ではなくて白いような気がする。
そんな気がするだけ。
心から白い血を流し続けている。
心にも効く痛み止めがあればいいのに。
あまりに心が痛むと呼吸さえ苦しくなる。
このまま息絶えてしまえばよいのにとさえ思う。
空を見たら白っぽかった。